新しく施行された出会い系サイト規制法には罰則規定があることを、別の記事で少しお話ししました。国や警察当局は、罰則を規定することによって本気でこの問題を解決しようとしているのでしょう。

罰則の中身は、懲役刑は 6カ月以下、罰金刑は100万円以下となっているので、他の刑法犯罪に比べるとそれほど重い罪ではありません。

この法律と似たようなものでは児童ポルノ禁止法が挙げられますが、懲役刑が最長で 3年と規定されているので、出会い系サイト規制法の罰則は比較的軽いものだといえるでしょう。しかし、だからこそ気になる点があります。

罪が軽いといっても、法を無視してこれまで通りのサイト運営をしていると、代表者や関係者は摘発され、逮捕されます。この代表者たちが初犯であれば問題ないのですが、基本的に出会い系サイトの代表者たちはこれまでに何らかの前科前歴を持っている可能性が非常に高いのです。

そのために、出会い系サイト規制法の罰則のほかにも、何か余罪があるかもしれないと調べられることが多いのです。実際にこれまで摘発された代表者や関係者を見ていると、ほかに余罪を持っている人がほとんどであり、警察当局の本当の狙いはその余罪を摘発するためだということが改めてわかります。

完全な素人が出会い系サイトの運営をしていることはほぼないでしょう。サイトを構築するだけのスキルや、ユーザー確保のために有効なサクラを集めるためにもノウハウが必要だといえます。出会い系サイト規制法の登場によって、裏のネットワークやグループが次々と摘発されたことは、この法律の真の狙いあり、思った通りの成果を出したといえるでしょう。